InstagramInstagram

【在宅診療】重症感染症でも在宅で治療しています.

おはようございます.

朝から往診してきました.

昨日,39.4度の発熱で呼ばれました.
ご家族の希望もあり,在宅で治療しています.
1日2回,抗菌薬の点滴投与と補液をしています.
今日は,37度台に熱も下がって楽そうにしています.

敗血症の診断基準が変更になりました.
・呼吸回数22回/分以上
・精神状態の変化
・収縮期血圧100mmHg未満
感染のある状態で,このうち2つを満たせば敗血症と診断していいです.

急性心筋梗塞致命率を上回るのが敗血症の致命率.

救命するためには,いかに早期に発見して適切な治療をするかにかかっています.

わたしは,敗血症だからといって入院しろとはいいません.
在宅でいたいという思いを支えます.

もともと血液内科のわたしは,死ぬか生きるかの抗がん剤投与をする医師でした.
敗血症とその治療は研修医のころからなれているってことです.

なかなかいませんよ!
敗血症を在宅で診療する医師.

一般医と専門医は明らかに違うのですが....
世の中的には同じように医師とくくられているんですよね...

わたしは,在宅でも出来ることはきちんとしよう,在宅診療の質を上げないといけない,とはっきり言ってしまう医師なので.
特に地域の医師会から執拗な妨害を受けています.

あの先生とかかわると行政からにらまれる,医師会ともめているといううわさをケアマネに流されています.

(笑)

わたしは,文科省厚労省が国策大学院で養成しているがんプロ1期生です.
なんでわたしとかかわると行政からにらまれるのかしら?

行政とグルといってもいいくらい仲いいんですけどね? (笑)

変えようとする人は,妨害されます.世の常です.
一人ひとり,わたしの実際を見て,感動してくれる人を増やしていくしかありません.地道に.

それより何より,医師というのは,患者さんが良くなると本当に単純にうれしいものです.

なるだけ自然な環境ですごさせたい,というご家族の思いを支える.

お役に立ててうれしいです.