遺伝子検査:NIPT新型出生前検査陽性例の選択

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本日,ニュースになっていた茨城県教育委員ですが,問題発言を撤回したようです.

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障害児の出産めぐる発言を撤回 茨城県の教育委員

朝日新聞デジタル 11月19日(木)18時43分配信

 茨城県教育委員の長谷川智恵子氏(71)が18日に開かれた県総合教育会議の席上、障害児らが通う特別支援学校を視察した経験を話すなかで、「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などと発言したことについて、長谷川氏は19日、撤回するとのコメントを発表した。

コメント(全文)は以下の通り。

この度の私の総合教育会議での発言により、障害のある方やご家族を含め、数多くの方々に多大なる苦痛を与えましたことに、心からお詫(わ)びを申し上げますとともに発言を撤回させていただきます。

言葉足らずの部分がありましたが、決して障害のある方を差別する気持ちで述べたものではありません。反対に、生徒さん達の作品を拝見し、多様な才能をお持ちでいることも理解しており、美術の世界で、もっとお手伝いができるのではないかと思いました。また、生まれてきた子どもたちの命は全て大切なものであると考えております。

今後は、教育委員として今まで以上に研鑽(けんさん)を積み、よりよい茨城の教育の推進のために微力ながら力を尽くしてまいりたいと考えております。

朝日新聞社

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しかし...

現実がどうなっているかというと.

NIPT新型出生前検査の陽性例で,出産された件数がゼロということから,どういう選択がなされているのかが
想像がつくと思います.
まあ,検査を受けて陽性になっても中絶せずに産む,というような妊婦さんの場合,そもそもNIPTなど希望しないということで,NIPT陽性例ではこういう結果になっているのかもしれませんが.
実際には,技術的には,13,18,21トリソミー以外の検出も可能ですので.
今後,この技術が,どのように使われていくのか,臨床遺伝専門医の一人として,大変憂慮いたしております...

遺伝子検査の技術革新.
技術革新が必ず人類を幸福にする,と無邪気に思うことは難しくなってきました....
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新型出生前検査、2年で1万7886人…中絶223人

妊婦の血液を採取して胎児の病気の可能性を調べる新型出生前検査を受けた人は、検査開始から今年3月までの2年間で、1万7886人に上ったことが分かった。

陽性と判定された297人のうち、人工妊娠中絶をしたのは223人。残りは胎児が死亡するなどし、妊娠継続を希望したのは4人だった。検査を行う大学病院などの共同研究組織が発表した。

新型検査は、胎児の染色体の数の異常をもとに、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの三つの病気を調べる。妊娠・出産を望む女性の年齢が上がっており、検査を受ける人は増加傾向にある。

(2015年6月27日 読売新聞)

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NIPT(新型出生前診断)/ 新宿ミネルバクリニック

新宿ミネルバクリニックの遺伝子検査の特徴:
当院では,がんに関係している遺伝子変異を一度の検査で網羅して調べられるように
汎がん遺伝子パネルを用意しています.
今までは,BRCA1/2だけで大体25万円くらいで行っていましたが,BRCA1/2が関係する遺伝性乳がん卵巣がんだと疑って検査しても,病的変異が見つかる確率は半数くらいです.

それでは,残りの方々が,
①遺伝子に塩基配列以外の異常があるのか
②他の遺伝子に異常があるのか

がまったく判らなかったのです.

海外では,パネルといって,複数の遺伝子を一度に検査するというのがスタンダードとなっています.
一度に検査するメリットは,現段階で考えられるものを網羅している,ということと
一度に検査することにより遺伝子1個あたりの単価を非常にお安く出来るということです.

現在,日本では行えませんので,アメリカに提出しています.

アメリカでは1980年代に,CLIAという法律が出来て,臨床検査について標準化しなければならないと定められています.
臨床の検体を出すのに,基準が決められているということが,アメリカにお出しする大きな理由です.(それ以外にもメニューとして他の国の検査会社も用意しています.)

当院の遺伝子検査パネルであれば,BRCA1/2も含んでいて,また,次世代シークエンサーでは検出できない巨大欠失なども検出すべくMLPA法も必要な遺伝子には同時に行って,1遺伝子あたりの単価は5000円を切っています.

当院でも,BRCA1/2だけを検査すると,一番お安く検査を出しても12万円+消費税,となります.

また,パネルの種類も,がんだけではなく,多数ご用意いたしております.

癌:乳がん卵巣がん,リンチ症候群,膵臓がん,甲状腺がん,褐色細胞腫瘍,汎がん

  • 循環器:汎心臓病,ブルガダ症候群,拡張型心筋症,肥大型心筋症,突然死症候群,不整脈,QT延長症候群,
  • 神経・筋疾患:筋萎縮性側索硬化症,Charcot Marie Tooth病,先天性筋無力症症候群,遺伝性末梢神経障害,遺伝性感覚性自律神経性ニューロパチー,筋ジストロフィー,筋強直症候群・横紋筋融解症,遺伝性神経障害,痙性四肢麻痺,汎神経筋疾患
  • 精神・神経疾患:自閉症,癲癇,知的障害,白質脳症,パーキンソン病・アルツハイマー病・認知症,X染色体関連知的障害
  • 呼吸器:線毛不全症,肺疾患
  • 骨・結合織:結合織病,骨格形成異常,マルファン症候群・胸部大動脈瘤,
  • 内分泌・代謝:糖尿病肥満,ライソゾーム病
  • 眼:眼疾患,緑内障,加齢黄斑変性,色覚障害,網膜色素変性症,
  • 耳:難聴,
  • 腎臓病,ステロイド抵抗性ネフローゼ, アルポート症候群,
  • 皮膚:先天性白斑症
  • 消化器:慢性膵炎
  • 血液:血液凝固異常など.

詳しくは,info@minerva-clinic.jp ,電話 03-5272-3768 までお問い合わせくださいませ.

当院では,お仕事が終わってから遺伝カウンセリングを受けられるように,予約制で夜間診療も実施しております.

 

遠方の方で来院できない,と言う場合でも,対応できるように考えますので,まずはお問い合わせくださいませ.

また,DTC遺伝子検査との違いが判らないというご質問をよく受けますので,記載いたします.

  • DTC(Direct to Customer)遺伝子検査とのちがい
    DTCは口腔粘膜などを自分で採取して検査会社に送るというスタイルの遺伝子検査です.ゲノムのなかのSNPを利用して検査結果を出しています.
  • ある生物種集団のゲノム塩基配列中に一塩基が変異した多様性が見られ,その変異が集団内で1%以上の頻度で見られる時,これを一塩基多型SNP : Single Nucleotide Polymorphism)と呼ぶのです.300塩基に1個のSNPがあり,ヒトゲノム全体で約1000万ヶ所,遺伝子領域では100万ヶ所のSNPが あると考えられています.遺伝子領域にあるSNPは、作られるタンパク質の時期や量,機能に違いを生み出すことがあります.
    疾病罹患群と健常群の間で,あるSNPの塩基出現頻度を調べた結果,有意差があるということは,このSNPマーカーの近傍に疾病発症に関わる変異が存在する確度が高いことを示しています.
    しかし,仮に罹患率が高いSNPタイプ(=「凶のくじ」に相当)を持っていたとしても,本人がその変異(=「現実の災い」に相当)を保有しているかどうかはわかりません.

このように,SNPタイピングに基づくDTC遺伝学的検査は,疾病罹患性を予測することができないのです.

  • これに比べて,遺伝子検査の場合,該当する遺伝子の塩基配列をすべて決定して,異常がないかを直接調べますので,直接にその疾患罹患性が判ると言う決定的な違いがあります.
  • 遺伝子ドックとのちがい
    遺伝子ドックは,血液のなかに含まれる「がん細胞に特徴的な遺伝子の発現」を検査することで,がんに今罹患しているのかどうかを知るための検査です.=今がんにかかっているか?
    これに対して,遺伝子検査は,体中の細胞が生まれつき持っている「疾患にかかりやすい遺伝子変異」の有無を直接調べるという違いがあります.=将来がんにかかりやすいか?
  • NGS(次世代シークエンサー)の場合,一つの遺伝子を検査するのも,複数の遺伝子を一気に検査するのも,手間としてはそんなに変わりませんので,パネルになると,1遺伝子あたりの価格が下がります.

当院では,アメリカの会社に検査を提出しています.
アメリカは1980年代から臨床検査は法律で標準化・適正化されていますので,当院が検査を提出するラボも,こうしたアメリカの厳しい基準を満たすものです.
また,次世代シークエンサーNGSによるシークエンシングは,大きな欠失や一部が重複しているといった異常は検出できません.そこで,そういう異常により引き起こされる表現型があるとわかっている遺伝子については,MLPA法と呼ばれる方法で,検査します.
世界トップレベルのハイクオリティーな検査をお約束します.

  • 検査結果は英語で返却されます.責任を持って日本語に翻訳いたします.
  • 当院では,内科専門医,がん専門医,遺伝専門医が,この検査に対応しています.この専門医は大変少なく,日本でもこの3つの専門医を持っているのは,1人のみです.
  • 遺伝カウンセリングは,宿泊先などに出向いて行います.周囲を気にせず,落ち着いた環境で遺伝カウンセリングを受けることが可能です.

アメリカのNCI国立がん研究所のがんのスクリーニング方法のなかには,身体検査,血液検査,画像検査についで,遺伝子検査が挙げられています.*アメリカではDTC遺伝子検査は現在禁止されています.

 

 

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