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【NIPT】新しい職員が来ます

みなさま,おはようございます.

ミネルバクリニックに新しい職員が来ることになりました.

実は.妊婦さんです.

妊婦さんを雇用することについて,消極的な企業も多いと思いますが,ミネルバでは私の方針で

男女共同参画社会の実現と女性の地位の向上を特に重視しています.

ま.でも,内科専門医夫婦なのですが,わたしは夫にいろいろ押し付けて仕事しているので,内科学会ではうちの夫婦の状況を「男女不共同参画」と言う人もいます(笑)

要するに,わたし,偉そうな男が大嫌いなんですよね.

男なんて女がいないと生まれないくせに何言ってんのか?! と腹が立つ.←女も男がいないと生まれないのに何言ってんのか?! と自分で突っ込みを入れておこう.

しかし,言っておきますが,一流の男たちというのは大変素敵なお人柄で,女性だからといってバカにしたりすることはありません.

NIPTでわたしのブログを見る人はあまりご存じないかもしれませんが,わたしと一緒に写っている写真のかたは,前日本医学会(内科とか外科とかそういう医学の学会たちを取りまとめる上部団体です)会長の高久史麿先生です.今の会長の門田先生とも前から仲がいいですが,こうした一流の男性たちは,他人の話にきちんと耳を傾け,相手を尊重するという素敵な方々です.で.男女共同参画社会の実現もしないといけない,と頑張っている方々です.日本医学会連合には最近,男女共同参画の委員会ができて,女性の副会長である岸先生が委員長を務めてます.

わたし自身も,男女共同参画ということを意識していたわけではないですが,ずっと仕事してきたので,そうやって社会参画したい女性を支援したい,という思いが強いんです.

わたしたち,意外に苦労しましたからね!

 

 

わたし.学生結婚だったので,最初は学生の時に出産しました.

2番目は外の病院に出ているときに出産.

3番目は大学に帰ってから.

3番目を妊娠したとき,医局会で「妊娠しました!以後よろしくお願いします!!」といったら

しーん........ となってしまいました.

要するに労働力が減るとか自分たちにしわ寄せがくるとか,そういうことしか考えないんですよね.

わたしが医師になったころは,女医はまだ少なくて.

男のなかで対等に仕事するため,妊娠出産は大きなハンディキャップでした.

 

2番目の子供は,院内託児所がある病院に勤めていたので連れて仕事してましたが,大学には院内保育所もなかったですし.

3番目はバイト先では連れて仕事してましたが,大学には連れていけなかったので,車で10分くらいの託児所に預けて授乳に行っていました.

男社会の中,女性が対等に働いて専門医をとるのはたいへんハードルが高い時代でした.

わたしは,にゃーんと,医局に夫を差し出したんです!!(笑)

となりの医局から夫を異動させました.

3人目ほしい?じゃ,うちの医局で働きなさい,って感じで(笑)

夫は素直に移動.

女性の社会進出は夫をいかに協力させるかにかかっています.

ま.でも,私のころは大変だったんですけど,いまもやっぱり大変そうですよね.

一足先にそういうところを乗り越えて,仕事を続けて頑張ってきた先輩として

妊婦さんを一人受け入れることにしました.

生まれたら,子連れでお仕事していたけるようにしようと思います.

授乳中の子供がいるときって,わたしも連れて働いていましたしね.

素敵な先輩は子供を背中におぶって仕事してました.ちなみに,この先輩は男ですが.しかも外科医(笑)

 

わたしも死産歴がありますが

流産とか死産とかは当事者しかわからない気持ちがあると思います.

うちは特にそういう妊婦さんたちに安心してきていただいているので.

妊婦さんは特に大切にしたいと思います.

人と人ってお互い様ですよね.

誰かと助け合って支えあってみんな生きている.

ようこそ,ミネルバクリニックへ.

末永くよろしくお願いします(^_^ゞ