【医療を斬る】日本臨床薬理学会のブラックペアンに対する抗議について

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今朝、エムスリーから臨床薬理学会がブラックペアンに抗議したというニュースが流れてきました。

それを見てびっくりしました。

わたしの感想は、一言、「うましかか?」
だって。
なんか、外科学会の理事長選がインパクトファクターに左右されるとかバカバカしい描写があったり(実際の理事長選はそんなもの全然関係なさそうです。)
どうやら外科学会の学会誌と思われるものに投稿するのに、教授の名前のフォントを大きくしておけとか(実際には論文は書式が決められていて、教授の名前を大きなフォントで目立つように書いたところで、受け付けられません(笑)。今はネットで投稿なのでそんなこともできないですね。このドラマの医療アドバイザーはおそらく医師でしょうが。まったく実際の知識がないのではないでしょうか?)
手術中に術者が自分の眼鏡を手袋で触ったり(メガネは滅菌されていませんから不潔。滅菌された清潔な手袋で不潔なものを触るなんてあり得ません(笑)このドラマのアドバイザーって、本当に医師かなあ????? 注意;清潔不潔は我々の業界用語で、滅菌された状態=清潔、それ以外=不潔 となります。)
ありえない描写をたくさんされているのはむしろ外科学会です。
もともとドクターXとかも滅茶苦茶な描写をされているので。外科医療に対して。
冒とくともいえるくらい(笑)
なのですが、大人なので外科学会様は抗議したり致しません。
刑事ドラマにしても、弁護士のドラマにしても、医師のドラマにしても
実態とかけ離れた描写を面白おかしくするのがドラマであり
憲法に保障された表現の自由の前には
誤解を与えるなんていう感情はごみに過ぎない。
そもそもあきらかにフィクションでしょ?ドラマなので。
誤解だというのなら誤解を解くのが専門家の仕事であって
いちいち文句をいうなんてお下品極まりない。
そもそもそんなことを言うのであれば臨床薬理学会は
ディオバンでグレーな小室先生がが医学会連合理事になったことや
臨床試験不正でホットに話題になっている京都大学乳腺外科戸井先生が外科学会理事になったことについて
コメントを発表してはどうか????
なぜにそういうイメージを誇張して書かれるのかというと
臨床試験をお金で捻じ曲げることがいまだに横行しているように見えるからであって
そこにメスを入れずに
描写するほうに文句を言うのは本末転倒。
自分たちの襟を正す方向にもっていくのが筋。
こんなやり方しても、国民の皆様の誤解を解くことなんてできないし、学会が文句を言うことで
権威で捻じ曲げようとしているとしか思われないね。
自分たちの言っていることが無条件に賛同されるという思い込みに基づいた浅はかな行動にしか見えない。

 

以下、エムスリーの記事を転載します。

臨床薬理学会がTBSに抗議文

スーツ姿で高額接待…CRCの描写は「侮辱」

2018年5月7日 (月)

 日本臨床薬理学会は5月2日、TBS系ドラマ『ブラックペアン』で描かれている治験コーディネーター(CRC)像が事実とはかけ離れており、「CRCの心を折り、侮辱するもの」であるとの抗議文を、同学会フェイスブックページ上に公開した。抗議文は株式会社TBSテレビに送付するという。

『ブラックペアン』は、海堂尊氏による小説を原作とした二宮和也さん主演の医療ドラマで、CRC役は加藤綾子さんが演じている。

抗議文によると、問題となったのは第1話、第2話で描写されたCRCの姿だ。「治験コーディネーター」と呼ばれるこの役は、同学会が認定するCRC(臨床研究コ-ディネ-タ-)とほぼ同義と解釈できるが、製薬企業と契約するCRCがいると説明されていたり、医師たちに高額接待をしたり、高額な負担軽減費で患者に治験への参加を誘導したりするなど、誤解を招く描写があるという。

抗議文は、CRCという職種について、「スーツを着てかっこよくこなせる業務ではありません。担当医師を高級レストランで接待するCRCも100%おりません」と指摘し、治験参加患者に支払われる負担軽減費300万円という設定についても、「ほとんどのところで1回の来院当たり7000~8000円」であり、「この額なら治験参加の誘因にならないだろうと定められた背景がある」と反論。

こうした描写はドラマの演出という言葉で片付けられないとして、「現在、患者さんのために、医療の発展のために真摯に努力しているCRCの心を折り、侮辱するものであったと感じる」と批判した上で、「CRCの使命、現状等を正しくご認識頂き、あまりにも現実と乖離した描写を避けて頂くよう希望する」と求めている。

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