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NIPT(新型出生前検査)を受ける時期|いつがいいの?いつからいつまでなの?

遺伝専門医が一般の方向けになるだけわかりやすく説明します に戻る

NIPTはいつから受けられるのでしょうか?いつまで受けられるのでしょうか?NIPTを受ける時期についての疑問が解決するページです。

NIPTを受ける時期はいつからいつまでなの?

NIPTを受けることがいつから可能なのかについては、ミネルバクリニックでは9週から、他の医療機関では10週からとなります。
NIPTを受けることができるのがいつまでかについては、各医療機関で定めているようですが、お子さんが生れる前のいつでも受けることが理論的には可能です。
胎児超音波検査などの旧来の検査、母体血清マーカー新型出生前診断羊水検査など、出生前診断の検査と受ける時期をまとめました。
精度が良くて早期から受けられるのがNIPTの特徴です。
NIPTのように非侵襲的(あかちゃんにリスクがない)な検査から、侵襲性を伴う検査(赤ちゃんにリスクがある)と様々です。

検査の種類 検査時期
NIPT(新型出生前診断) 9週目以降(ミネルバクリニック)より
10週目以降(他の医療機関)より
胎児精密超音波検査 11週目〜13週目(初期)
18週目〜20週目(中期)
36週前後(分娩前)
コンバインド検査 11週目〜13週目
母体血清マーカー検査 15週目〜18週目
絨毛検査 11週目〜14週目
羊水検査 15週目〜16週目

妊娠期間は40週0日として、その期間を以下の3つに分けています。

  1. 1.第1三半期(妊娠0週0日:最終月経開始日~妊娠13週6日)
  2. 2.第2三半期(妊娠14週0日~妊娠27週6日)
  3. 3.第3三半期(妊娠28週0日以降)

各検査の簡単な説明は、次のページ

最近の出生前検査、どんな種類の検査があるでしょうをご覧ください。

NIPTを受ける時期というのは、妊娠10週から38週くらいまで、つまり出産に至る前で10週を過ぎていればいつでも受けることができる、ということがわかりますね。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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