【NIPT】考えさせられるニュース

みなさま,こんにちわ.

2日前,6歳のお子さんの知的障害を苦にした母親が殺してしまったというニュースが流れました.

事件自体は大変痛ましい事だと思っています.

仕事柄,出生前診断を扱っているので.

そうなんですよね....

産まれてからだとこうして殺人罪に問われるのに

21週までなら堕胎.

堕胎も刑法で堕胎罪がある通りなのですが.

こちらは母体保護法で免罪符をもらえる.

なので.

なんだかわたしたち遺伝専門医って,時の扉の番人な感じがします.

未来から現在へさかのぼり,殺人を合法化する時の扉.

胎児は日本では裁判所てきには 器物 なのですが.

胎児ってみなさんにとって本当に器物ですか?

胎児は生まれて一声泣いたら人間だそうで.

でも.先日,慶応で270グラムぐらいの赤ちゃんが無事に育って退院したってやってましたよね?

なので.

わたしとしては胎児は人間だって思いたいです.

大体.生命の選択につながるからこそ,重たいんですよね.

出生前診断って.

だから.

正直なところ,ときどきとても複雑です.

ずいぶん前にきたヨーロッパの白人夫婦は,あちらはメール添付で結果も帰ってくるし

陽性だったとしても大変ドライに 次にトリソミーではないお子さんを妊娠すればいい事だから って言いましたね.

 

こういう事件があると

出生前診断や遺伝性疾患の保因者診断の重要性について改めて考えます.

 

うちに来た患者さんたちも

上のお子さんに障害があるからという理由だったかたがたもいますし.

現実は,みなさんが思っているよりはるかになまなましいですね..

でも.そういうなまなましいところで

それでも無防備になんの知識も説明もない状態で受ける人を減らしたいと思って

頑張っています.

 

実は,前に22週を超えた妊婦さんが胎児の異常を突然指摘されて

うちに来たのですが.

いろんな思いをぶつけて頂きましたね.

35歳よりは明らかに若い人でしたが..

 

 

 

 

 

NHKより引用します.

13日夜、東京 板橋区の住宅で6歳の女の子が倒れているのが見つかってその後死亡し、45歳の母親が殺人の疑いで逮捕された事件で、母親が「子どもに障害があり悩んでいた」と供述していることが分かりました。警視庁が詳しいいきさつを調べています。

13日午後9時半ごろ東京 板橋区泉町の住宅で特別支援学校小学部1年生の添田和希(6)ちゃんがぐったりしているのが見つかってその後死亡し、母親の添田光恵容疑者(45)が殺人の疑いで逮捕されました。

和希ちゃんが学校から帰宅したあと寝室で首を絞めたとみられていますが、その後の調べで「子どもに知的障害があり悩んでいた」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。

さらに「娘を殺して自分も死にたかった」とも供述しているということです。

光恵容疑者は自営業の夫と和希ちゃんとの3人暮らしだったということで、警視庁は子育ての状況や当時の詳しいいきさつを調べています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です