点滴に泡、看護師気づく 活性剤の作用か 横浜・入院患者死亡

界面活性剤が点滴に混入されたのであれば
洗剤を注射器で混入したのでしょうね.

なので,袋には異常がない.

それにしても,泡で気づくくらいなら,投与する前に気づけなかったものなのかな?

そもそも,これほどトラブルが報告されていながら,行政が対応せず
後手後手に回って
結局殺人事件が発生して初めて,対処されることになったということか.

一刻も早い事件の解決を望みます.

しかし.
行政の指導の在り方が問われますねえ...

また神奈川県ですか...

いつも警察の不祥事とか
事件とか.
ろくな報道ないですね.神奈川県って.

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点滴に泡、看護師気づく 活性剤の作用か 横浜・入院患者死亡

その他 2016年9月25日 (日)配信朝日新聞

 横浜市神奈川区の大口病院で、点滴に異物が混入されて入院患者が死亡した事件で、点滴袋の中身が泡立っているのに看護師が気付き、病院が神奈川県警に通報したことがわかった。遺体と点滴から成分が検出された界面活性剤の作用とみられる。袋に目立った穴や傷はなく、県警は混入の方法について調べている。

県警によると、20日未明に亡くなった八巻(やまき)信雄さん(88)を司法解剖した結果、死因は界面活性剤による中毒死だった。

界面活性剤は物質を泡立てたり、汚れを落としたりする効果があり、洗剤や漂白剤、医薬品などに広く使われている。毒性のないものもあるが、混入されていたのは、中毒症状を引き起こす種類だったという。

点滴は医師の指示で薬剤師が用意し、看護師が施す仕組み。院内の薬剤部に保管され、必要に応じて各階のナースステーションに運ばれた後、原則として24時間以内に使うことになっていた。ステーションでは机の上や洗面台の横などに一時置かれていた。複数の在庫が残されており、県警は他にも異物が混入された点滴がないか調べる。

宿直の女性看護師が八巻さんに栄養剤の点滴を施したのは19日午後10時ごろ。約6時間後に八巻さんの脈拍低下を知らせるアラームが鳴って看護師が異常に気づいた。死亡確認後、点滴の泡立ちに看護師が気づき、「おかしい」と指摘。病院が県警に通報したという。

院内では18日以降、八巻さんの他に、入院していた80代の男性2人と90代の女性1人が死亡。男性2人は点滴を受けていた。八巻さんと同部屋の人もいたという。県警はこの3人の遺体も司法解剖をして調べている。

(飯塚直人、奥田薫子)

■春から院内トラブル

「お亡くなりになられた八巻さん、ご遺族には重ねて哀悼の意を表します。病院としては、一日も早い真相究明を願っています」。24日に会見した大口病院の高橋洋一院長は硬い表情で頭を下げた。

病院の説明によると、事件当時は4階の17人の入院患者に対し、当直の看護師2人が対応していた。20日午前4時ごろ、看護師が八巻さんの心拍数低下にアラームで気づいた。その約1時間前、心拍数や血圧を確認した際には異常はなく、おむつの交換もしていたという。

院内では4月、4階にあるナースステーションで看護師の服が切り裂かれ、6月にはカルテ数枚が抜き取られてなくなる問題が発覚。カルテはその後、見つかったが、いずれも警察に届けていなかったという。

8月には4階で勤務する看護師のペットボトル飲料に異物が混入。注射針を刺したような穴があいており、別の職員が口に含むと漂白剤のようなにおいがした。病院はこの問題でも成分を調べるなどしなかったという。

高橋院長は「病院関係者しか触れることができないところで起きた事件なので、院内で処理しようと考えていた」と話した。

(天野彩、照屋健)

■「告発」市に相次ぐ

横浜市には、こうした院内のトラブルに関する「告発」が、事情を知る人物から実名のメールで寄せられていた。

市医療安全課によると、市監査課に7月5日、服の切り裂きとカルテの紛失について、8月12日には飲料への異物の混入についてそれぞれ通報があった。同26日にも職員の人事やシフトなど勤務態勢についてのメールがあったという。

市は9月2日、病院に対して年に一度の定期立ち入り検査を実施した際、こうした事実を確認。再発防止を求め、警察に相談するように伝えたという。

事件が起きた20日には、同じ人物から「点滴に漂白剤らしきものが入っていた。今回は警察に通報するようです」という内容のメールがあったという。

市医療安全課の浜哲夫課長は「事件が起きるまでの対応について、感度が悪かったという指摘があれば仕方がない。ただ、看護師の飲料への異物混入といった情報では、患者の安全が脅かされるとは判断していなかった」と話す。

(桜井健至、大森浩司)

■「穏やかな人」 亡くなった八巻さん

亡くなった八巻さんの自宅近くに住む女性(87)は、老人会で同じコーラス部に所属。事件を知り、「まさか」と驚いた。女性によると、八巻さんは岩手県出身で、一緒に東北の民謡を歌った。大工だったという八巻さんは、上棟式の時に歌う歌を披露したこともあったという。

老人会の旅行にもよく参加。「穏やかで、いつも帽子をかぶり、おしゃれだった」と女性は振り返る。コーラス部の男性(72)は「足が悪くなっても練習には熱心に参加していた。普段は寡黙だったが、歌っているときは楽しそうだった」と話した。

(前田朱莉亜、太田泉生)

■事件の経緯(いずれも9月)

<14日> 八巻信雄さんが大口病院に入院

<19日午後10時ごろ> 30代の女性看護師が栄養補給のため八巻さんに点滴を実施

<20日午前3時ごろ> 看護師が八巻さんの脈拍と血圧を調べ、異常がないことを確認

<午前4時ごろ> 看護師がアラームで八巻さんの心拍数低下に気づく

<午前4時55分> 八巻さんの死亡確認。点滴が泡立っていることに看護師が気づく

<午前10時43分> 病院が「亡くなった方の点滴に異物が混入された可能性がある」と神奈川県警神奈川署に通報

<21日> 司法解剖で八巻さんの体内から異物を検出

<23日> 県警が点滴への異物混入による殺人事件と断定し、神奈川署に特別捜査本部を設置

2 thoughts on “点滴に泡、看護師気づく 活性剤の作用か 横浜・入院患者死亡

  1.  週刊ポストに、上昌広のコメントが。
    所属は間違ってるし(笑)。

    医療の専門家も同様の懸念を示す。東京大学医学部特任教授の上昌広氏が言う。

    「大口病院で患者への点滴が無造作に放置されていたことが問題視されていますが、終末期患者を抱える、いわゆる老人病院ではよく見られる光景です。

     終末期医療は、医療費抑制を狙った国の医療政策のために保険点数が低く抑えられている。そのため施設側は予算を削るしかなく、管理が行き届かなくなる。監視の目がない中で内部の人間による犯行が起きれば、どうしても物証や証言が乏しくなり、他の殺人事件に比べて立証は非常に難しい」

     白衣の天使の中に紛れて無抵抗の高齢者の命を奪った“悪魔”は今、何を考えているのか──。

    ※週刊ポスト2016年10月14・21日号
    https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-453446/

    1. あらあら.困ったかみさまですこと.ポストが間違えたのか,本人が詐称しているのか微妙ですわね.

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